主な活動

■『NTT労働組合退職者の会』 の生い立ち

 1972年の『第25回全電通全国大会』(全国電気通信労働組合:NTT労組の前身)において、当時のナショナルセンター『総評』(日本労働組合総評議会)の退職者組織結成の呼びかけに呼応する形で結成方針を決定、翌1973年9月に『全電通退職者の会』(NTT労組退職者の会の前身)が誕生しました。
 京都地域においても、1974年5月1日『全電通退職者の会 京都支部協議会』が 宮小路音一さんを初代会長に 会員数318名 で発足しました。
 その後、1985年電電公社(日本電信電話公社)の民営化によるNTT(日本電信電話株式会社)の発足に伴い、1998年には 新生『NTT労働組合』発足 退職者の会も『NTT労働組合退職者の会』と名称変更し現在にいたります。

■自助・共助・制度改革の取り組み (相互扶助制度の充実、社会参加の促進)

 高齢化社会は世界に例をみない速さで進行しています。2025年には、人口の4分の1が65歳を超える先進国でも「高齢社会」を迎えることとなります。
 年金・医療・住宅・税金問題など、高齢者の生活にとっては切実な課題への対応が重視されるところです。
 政策制度の確立、相互扶助制度の充実、社会参加の促進など、課題への対応の場は政治、行政、地域とさまざまですが、その前提は「より多くの退職者の結集」した力であり、それを支えてくれる現職の仲間との強い絆と連帯です。
 退職者の会は、退職後のゆとり豊かな生活と充実した人生を自らの運動を通じて確立していくために、自立した組織として「預託金制度」や「退職者組合員制度」をつくりあげてきました 。

 退職者の会は、会員の皆さんに次のような多様なサービスを提供しています。

◇会員の特典(京都支部協独自施策を含む)

〇法律相談 NTT労組顧問弁護団

〇NTT労組新聞

〇会員手帳(毎年配布)

〇ありがとう(お祝い・お見舞い・お悔み等)

〇支部協主催行事、学習会、サークル活動等参加

〇ボランティア活動 福祉施設の慰問など

■NTT退職者の会 京都支部協の活動内容

①年次総会、懇親会
 年1回の総会と総会後の親睦交流会(会費制)を行っています。(北部は総会報告会)

②親睦バス旅行・古都の味めぐり
 春季、秋季にバスレク、古都の味めぐりを実施しています。

③グラウンドゴルフ大会
 年2回(春季・秋季)の北部、南部での大会と南北交流大会、年1回の近畿各支部協交流大会を実施しています。

④ハイキング
 年2回(春季、秋季)、北部、南部別に実施しています。

⑤ウォークラリー
 年2回(春季5月、秋季10月)会員手持ちの万歩計で歩数、歩行距離(歩数×0.6m)を計り、毎年の累計で京都一周(累計 1,200㎞)を目指します。
 専用の記録用紙(『やすらぎ京都』に同封、無ければお問い合わせください)に毎日歩数を記録し1ヶ月分をまとめて支部協迄郵送またはFAXで送ってください。
 初めて参加された方には参加賞 累計で京都一周を達成された方には京都一周賞をお贈りします。

⑥支部協機関紙の発行
 年5回(1月、4月、7月、9月、11月)支部協機関紙「やすらぎ京都」を発行し、家庭に直送しています。

⑦「電々記念日の集い」(退職者交流会)
 従来 NTT西日本の後援のもと、参加者の会費制で 電友会と合同で「電信電話記念日の集い」(南部、北部別に)を開催し旧交と親睦を深めてきました。
 2020年(コロナ禍により実質的には2023年)からは 従来NTT西日本が行ってきた長寿のお祝い制度(米寿・白寿)を 縮小 見直しし、NTT西日本が主催(会費不要)で開催する事となりました。

⑧福祉活動等について
 福祉活動として「年末福祉カンパ」、「あいハート須磨訪問」、その他 必要に応じて災害等による緊急支援カンパ活動等を実施しています。
 年1回(6月頃)、会員皆さんへの現況確認を兼ねて『電話訪問(お元気ですかコール)』等を行っています。
 『1ケ月以上の入院、介護保険の要介護3級以上、重度の自宅療養者』等の方々に毎年度お見舞金(5,000円)と激励をしています。

⑨サークル活動について
 支部協のサークルとして、NOB-YODO(グラウンドゴルフ)、書道、白梅会(俳句)、能面倶楽部(能面打ち)、楽々会(俳句)、ビデオ鑑賞クラブ等があり、それぞれ余暇を楽しんでいます。

⑩弔慰金について
 支部協として、中央協の弔慰金とは別に会員本人の死亡時には、香典もしくは供花を行います。(5,000円を限度)

■NTT退職者の会 京都支部協のブロック制

 第18回支部協定期総会(2016年10月7日開催)で、支部協南部地域において『退職者の会に入会して良かった』、『退職者の会が在って良かった』と、会員の方が実感できる組織(ハード)、運営(ソフト)の両面からの見直し、会員の居住地を括りとする新たな『ブロック制」の導入を行いました。新たな制度による居住地を括りとするブロックは、以下の通りです。

ブロック名 居住地の括り
北部ブロック 京丹後市、宮津市、舞鶴市、綾部市、福知山市、京丹波町、南丹市、丹波市、三田市、朝来市、豊岡市、養父市、篠山市、神戸市、松山市
洛北ブロック 北区、上京区、中京区、下京区、南区
洛東ブロック 左京区、東山区、山科区
洛西・口丹
ブロック
右京区、西京区、亀岡市、南丹市
洛南ブロック 伏見区、向日市、長岡京市、大山崎町
山城ブロック 宇治市、久御山町、八幡市、城陽市、井手町、宇治田原町、木津川市、精華町
滋賀ブロック 滋賀県(全域)
事務局直轄
ブロック
上記以外の府県(奈良県、大阪府、兵庫県、三重県、北海道、熊本県、長崎県)

 旧京都管内(都市管理部・通信部:京都府及び兵庫県の一部)に勤務(NTT労働組合所属)していた退職者を中心に、京都支部協議会に帰属を希望する会員で構成


『ブロック制区割り図』